この記事を読んでいるあなたは今先の見えない暗闇の中にいるのではないでしょうか。
きっと頑張り屋さんで、自分なりに努力して仕事を頑張ってきた。
それでも成果が出ない、周りから認められない、上達しない。
いろんな理由で仕事を頑張るのがしんどくなっている。
そんな方の心の重荷を少しでも軽くするきっかけになればと思いこの記事を書いています。
目次
仕事が人生の全てではない。自分の幸せを第一に考える
仕事が辛い、しんどいという精神状態にあると視野が狭くなります。
- 自分にはこの仕事しかない
- 誰からも認められない
- 自分なんて価値のない人間だ
きっとこんなことを考えてしまってるんじゃないでしょうか。
僕も仕事がうまくいかないと悔しさで涙が出て、何やってるんだろうと気分が落ちます。
こんな時、相談できる人や共感してくれる人が近くにいてくれればまだ心は救われます。
しかし、相談できる人がいない場合、本当にしんどいですよね。
そんな人には、難しいことを承知で言いますが一度仕事を休むなり、週末を使うなりして旅に出たり海外旅行したりすることをおすすめします。
旅は狭くなった視野を広げてくれます。
僕の話で恐縮ですが、最近タイに行く機会がありました。
国がコロナに対する制限を緩和して、観光客が戻り少しずつ賑やかさを取り戻したタイ。
そこには屋台でダラダラ過ごしているおじさんもタクシーの運転手、バイタクの運転手、カフェの店員などいろんな仕事をしている大人がいるわけですが、彼らは仕事で悩んでいる雰囲気がありません。
仕事が人生の一部で、お金を稼ぐ手段であり、自分の幸せは家族と一緒に楽しく過ごすことだと信じているからです。日本とは全然雰囲気が違います。
そんな人を見ると、自分が自分が一生懸命働こうが、会社を辞めようが、世界には何も影響がないことがわかります。
日本でいくら残業しようが、自分一人苦しもうが、タイの人たちは関係なくのんびり幸せに暮らしてるわけです。
このことに気づいてから、自分が1人で悩むことが馬鹿馬鹿しく思えてくるんです。
海外に行ったことがある人はわかると思いますが、僕らが当たり前だと思っている常識や生き方は日本だけのものです。一歩海外へ行けば全く違う価値観、生き方をしている人たちがいるんです。
苦しんで悩むくらいなら、そういう場所へ行き、価値観をアップデートした方がいいです。
日本では誰もこういうことを教えてくれないんですよね。真面目に一生懸命勉強して、仕事をすることが正しく、それ以外の生き方は不真面目で適当な人間がやることだと。そんなふうに思いこまされてしまうんです。
他にもこんな方に出会いました。
日本の電気工を個人でやられているお父さん。
彼は父親が借金を残して失踪。連帯保証人になっていたため、ある日突然大量の借金を背負う羽目に。
結局彼は自己破産をせず、15年かけて約1億円の借金を返済したんだそうです。すごいですよね。
こうした人の話と比べてあなたの悩みはどの程度深刻でしょうか?
自分の辛さやしんどさを人と比べる必要はないけど、そうした大変な境遇を乗り越えている人もいる。辛い思いをしているのは自分だけじゃない。
なんなら、ほとんどの人の仕事がしんどいという悩みは、会社をやめる、転職することで一旦は消え去ることができるんじゃないでしょうか。
今とは全く違う環境へ旅をして視野を広げてみることを検討してみてください。
会社のスタンスで転職・退職を判断する
実は会社側もあなたが仕事で悩んでいることに心を痛めている可能性もあります。
まともな会社であれば、社員に苦しんで欲しいと思っている代表ではないはずです。働いてくれる社員の力を最大限発揮できる仕事を任せたいと思っているはずです。
逆に、そう考えいてる上司や代表がいない会社ならさっさと辞めていいと思います。そんなところで自分の人生の大切な時間を浪費する必要はありません。
僕の考えとしては、先ほど紹介した旅も、一時的に金銭的にしんどい状態になったとしても休職する、退職するのはアリだと思っています。
お金は後から増やせますが、時間は取り戻せません。
時間をお金で買う、経験を買うつもりでお金を使うのがいいと思います。我慢してまで今の仕事を続けたいのか自分に問いかけてみるのがいいと思います。
一方、こういう場合はもう一踏ん張りした方がいいというケースもあります。それは、職場の環境がものすごく悪い訳ではなく、能力が追いついていないためにしんどい思いをしている場合です。
人の成長は想像より遅れてやってきます。このギャップが僕たちを苦しめる訳ですが(笑)、もしあなたが今の状況でも助けてくれる上司、相談に乗ってくれる同僚、パートナーがいるのであれば、職場環境をすぐに変えるのはもう少し待った方がいいでしょう。期限を決めてやり切ることをおすすめします。
ブラックな会社なら辞めていいと言いましたが、ネガティブな理由での転職は次の職場でも同じような結果を引き寄せてしまう可能性があるからです。
今の状況から逃げるのではなく、客観的に今の職場の良し悪しを考えて、自分に反省点があるならそれを認める。その上で会社を辞める、転職するの判断するのがいいのではないかと思います。
転職を選ぶにしてもすぐに転職活動をするのではなく、先程言ったように旅をするなり、今いる家から出て、全く違う環境で心を休めてリセットしてから転職活動をすると良い結果を引き寄せられるのではないかと思いますよ。
仕事で嫌な目に遭わないために。人生の幸福度を上げるためにやること
さて、ここまで仕事がしんどい、辛いとなった時の僕なりの考え方や乗り越え方を書いてきましたが、最後に「そもそも仕事で嫌な目に遭わないようにするにはどうすればいいのか」を僕なりの視点で書いて終わろうと思います。
仕事で嫌な目に遭わないようにするために、人生の幸福度を上げるために必要なことはズバリ
- 自分なりの幸せの基準を作る
- 稼ぐ力・スキルをつける
- そのために不要なものを断捨離する
の3つだと思っています。
自分なりの幸せの基準を作る
詳しくは別の記事で書こうと思いますが、もっとも大事なことは自分なりの人生の幸せの基準を考えることです。
- お金はいくらあれば十分か
- 自由な時間はどれくらい欲しいか
- どんな場所で暮らしていたいか
- どんな喜びを感じれる仕事をしていたいか
- 家族とはどういう関係でいたいか
- パートナー、人間関係はどういう状態がいいか
などが主に考えるべき項目だと思います。
こうした幸せの基準を考えなければ、自分の意思で自分の人生をコントロールすることができません。
一般の常識ではなく、自分の本心で考える。
お金も自由な時間もたくさんあればいいという訳ではなく、どれくらいあれば自分は満足するかを考える。
こうしたことは学校でも会社でも教えてもらえません。自分で考えるしかありません。
特に、お金と自由な時間、住みたい場所を決めると、選べる仕事が自動的に限定されます。そこから仕事を選ぶのです。詳しくは以下の記事で解説しているのでみてみてください。
稼ぐ力・スキルをつける
仕事が嫌だけど辞められない。
この問題の本質は自分に稼ぐ力・スキルがないからです。
稼ぐ力とは何かができるだけではなく、商品やサービスをお客様に提供してお金を頂戴するまでの流れをイメージできるかということです。
言われたことをこなすだけの仕事をしているサラリーマンはここの力が圧倒的に不足します。だから会社を辞められなくなるのです。
もし今の自分にそうした力がないけれど現状を変えたいと思ったら、今の仕事をサラリーマンとしてではなく、独立の準備期間だと思って仕事をしてみてください。
- どういうふうに仕事をとっているのか
- どうやってマーケティングしているのか
- どうやって商品を作っているのか
- いくらで仕入れていくらで売ってるのか
- どこから仕入れているのか
- 法務、経理はどうなっているのか
個人で仕事をしようと思ったら知らなければならないことはたくさんあります。こうしたことを勉強するのが面倒くさいなら今のままの生活を続けてください。
人生も社会もそんなに甘くありません。
変わろうという意志を持った人だけが変われます。
スキルをつけると決めたらあとは焦らずに準備をしましょう。スキルが一通りつくには1万時間かかると言われますし、僕の体感でもそれくらいかかります。(1万時間の法則)
あなたにとっての朗報は、サラリーマンをしていれば、勉強しながらお金がもらえることです。
普通、何かを学ぼうとしたらお金を払う必要があります。しかし、サラリーマンは必ず毎月給料をもらえます。アルバイトや派遣でも仕事をしていれば成果が出ている、出ていないに関わらずお金を会社からいただけます。
実はこうしたことってすごいことなんですよ?
自分が会社をやろうと思ったら、商品が売れなければどんなに働いても収入は0です。
サラリーマンの特権を生かして、稼ぐ力をつけるために仕事に向き合ってみてください。
不要なものを断捨離する
稼ぐ力・スキルを身につけると決めたら、それ以外のことを断捨離することです。
人は普段目にするもの、耳にするものから価値観や考え方が形成されます。
テレビでしょうもない番組ばかり見て、愚痴ばかり言う同僚と飲みに行っていてはいつまでもスキルアップしません。
もっというと、スキル以前のマインドセット、価値観がアップグレードされません。
少なくとも3ヶ月、自分がこのスキルを身につけるぞと決めたこと以外の情報をシャットアウトして、その情報のみ取り入れるようにしてください。劇的に人生が好転し始めるはずです。
断捨離についてはまた詳しく書こうと思います。
まとめ
色々書きましたが、大前提として、人生は楽しむためにあると僕は思っています。
辛いことを我慢するため、しんどい思いばかりするために僕らは生まれた訳ではありません。
僕らが楽しんでいようが泣いていようが、地球の別の場所では、そこにいる人たちが何も知らずに普通に生きているんです。世界は自分がいなくても回っているんです。
それくらい、自分の悩みなんて世界視点で見ればどうでもいいことなんだということです。
僕はこう考えることで、しんどいことをやり過ごしています。
この記事が誰か1人でも心を救うきっかけになっていれば嬉しいです。