僕は作文が大の苦手です。これまでに20本の近く記事を書いていますが、毎回どうすればもっと良い文章がかけるのか悩み続けてきました。
きっとこの記事を読んでいただいているあなたも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。
今回は僕が文章力を高めるために調べたことの中から、
100点満点の文章ではないけれど、初心者でも60,70点の文章が書けるようになるたった2つのポイントをご紹介します。
文章力を上げたいと感じている方の参考になれば幸いです。
また、この2つのポイントは以下の著書から得た気づきです。
記事内容に興味を持ってくださった方は是非こちらでさらなる学習をおすすめします。
とてもわかりやすい良書です。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
目次
良い文章とは「完読」される文章のこと
良い文章を書こうと思ったら、まずは良い文章とはどんなものかを理解する必要があります。
表現が面白い、ためになる、読んでいて苦にならない、など人によって良い文章の定義は様々あると思います。
全て正しい答えですが、新しい文章力の教室ではいろんな要素をまとめた万能解として「完読される文章」を良い文章の定義としています。
ネットの記事はお金を払って買った本と違い、ネット上でたまたま目に映った情報です。本を購入する人はこの本を買おうというモチベーションを持って購入しているため、たとえ内容が難解であっても頑張って読んでくれます。
しかし、ネットの記事は無料の上、たまたま目に映った情報を読者は読んでいるため、「この記事はつまらないな」とか、「自分の知りたかったことじゃない」など読者のニーズに答えられていない記事の場合すぐに読者は離脱してしまいます。
ブロガー初心者の方にとっては、完読される文章はとてもわかりやすい指標だと思います。
初心者の方はまず完読される文章を作ることを目標にしましょう。
作文にもルールがある
文章力がないと自覚している人は実は文章が全く書けないのではなく、作文のルールを知らないだけではないかと思います。逆に言えば、作文のルールがわかればある程度の記事なら誰でも書けるのです。
事実・ロジック・言葉づかい 文章を構成する3つのレイヤー
文章には事実、ロジック、言葉づかいという3つの要素で成り立っています。この3つは図のように事実>ロジック>言葉づかいの順で積み重ねられています。
言葉づかいがいくら秀逸であっても文章作りのロジック(論理構成)がめちゃくちゃでは良い文章とは言えません。また、ロジックがしっかりしていても書かれている内容が事実と異なっていればそれも文章としては0点です。
逆に言葉づかいが稚拙でも事実に誤りがなく、ロジックもしっかりしている文章であれば60~70点の文章になります。
正しいロジックで文章がかけるようになるだけで文章力は格段に上がる
3つのレイヤーによって文章は成り立つと言いました。このうち初心者の方は正しいロジックで文章を書く事に注力しましょう。
本著書の唐木氏は文章力はロングテール型に伸びていくと言っています。素晴らしい文章を書くには言葉づかいを磨いてより読みやすい文章を書くスキルが求められますが、正しい事実を正しいロジックで書くだけで70点くらいの文章は書けるようになるのです。
ロジックの必要条件 テーマ決めと構成案作り
ロジックの組み立てに必要なのはテーマ決めと構成案作りです。良い文章を書くには書く前の準備が必要です。
文章を書くのが苦手、文章が書けないと感じる初心者の課題を掘り下げると大体
- 遅い
- まとまらない
- 伝わらない
の3つに原因があるそうです
この3つの現象が起こるのは書く前の準備ができていないことに原因があります。(なぜなら私がそうでしたから…)
書く内容が決まっていないから筆が止まる、書いている内容がまとまらない、伝わらない。当然のことですよね。
文章を書くのが苦手と感じる人は書く前の準備の仕方を変えてみてはいかがでしょうか。
テーマ決めとは独自の切り口で読者に伝えるメッセージを決めること
人は悩みを解消したり、新しい知識や情報を得るために記事を読みます。なんの目的も無しに記事が読まれるということは起こりえないのです。
書き手側から考えると僕たちは読者の抱える悩みやニーズに応えるために記事を書いていると言えます。
テーマ決めとは自分がこれから書こうとしているものは誰に何を伝える記事なのかを決めることです。
例えば、この記事でいえば「新人ブロガーに向けて文章力をぐっとあげるノウハウを伝える」がテーマになります。
テーマを決めることで記事内容の方向性が決まります。逆にテーマを決めないといつの間にか書いているテーマが変わって、振り返った時に内容のチグハグな記事になってしまいます。
どんな記事でも必ず最初に記事のテーマを決めることを癖付けしましょう。
構成案を作る
テーマが決まったら、次はそのテーマを読者にわかりやすく伝えるための設計図=構成案を作ります。
構成案を作らずに書く方もいると思いますが、構成案なしに文章を書くのは地図を持たずに山道を進むのと同じです。
はじめに文章の大枠を決めることで、伝えたいメッセージをどのように伝えるか整理し、途中で何を書けばいいかわからなくなる状態を防ぎます。
構成案を作る手順は
- 要素を集める
- 順番を決める
- 軽重を決める
の順番で行います。
1.要素を集める
テーマ決めの段階である程度要素は集まっていると思います。ただ、書き始めると途中で筆が止まることがあると思います。筆が止まる原因は何を書けばいいのかわからない、ロジックが狂っているのどちらかであることがほとんどです。
そうなった場合は一度文章を書くのをストップし、要素の洗い出しを行ってみましょう。
2.順番を決める
次に集めた要素をどの順番で書くのが読者にメッセージを伝えやすいか、ロジックに狂いが起こらないかを検討します。
3.軽重を決める
集めた要素を全て同じ粒度で書く必要はありません。要素の中でも重要なものとそうでないものがあるはずです。書く要素をABCの3段階評価で重み付けをします。
各要素を詳しく書くことが重要なのではなく、あくまで自分が定めたテーマを読者に伝えることを目的として、要素の重み付けを行います。また、完読されることも忘れずにしっかり解説する要素と、さらっと流す要素を決めていきます。
要素のどこに重点を置くかが独自の切り口を生む
独自の切り口で記事を書くことはテーマ決めの重要なポイントです。
例えば文章力を上げるためには事実に沿った内容にする、正しいロジックで文章を構成する他に読みやすい文章にするため言葉づかいに磨きをかける必要があります。
本来はこの全てを解説すべきなのかもしれませんが、今回僕は
新人ブロガーがこれまで書いていた30点の文章をテーマ決めと構成案作りの2つをやるだけで70点の文章にするノウハウ
を自分独自の切り口にしています。
そのため、3つの要素のロジックを重視していますが、言葉づかいには大して触れないようにしています。
伝える情報が他の記事と同じ場合でも、どこを重要視して伝えるかで独自の切り口、オリジナリティが生まれます。
まとめ
良い文章とは完読される文章。
そんな文章を書くために初心者の方でも取り組めるたった2つのポイント。それはテーマ決めと構成案作り。
この記事を読んだあなたが、100点満点の素晴らしい記事ではないけど60,70点くらいの記事だなと感じていれば、僕が実践した2つのポイントは事実だという証明になっていると思います。
少しでも自分の記事の価値を高めたいと思っている方は是非トライしてください。