自衛官から一般企業に転職した友人数名に自身の転職話、周りの転職話を聞かせてもらいました。
自衛官が転職する理由
自衛官からの転職を考える理由は人それぞれですが、人間関係の悩み、組織の独自性、将来への不安などが多いみたいです。
人間関係の悩み
一般の企業とは異なる自衛官独特の厳格な階級制度が人間関係の悩みを生む一因になることがあるようです。
特に、上司との関係性がストレスとなり、自身の能力を十分に発揮できないと感じる自衛官は少なくないようです。
また、長期間の共同生活による人間関係の摩擦も転職を考えるきっかけとなるんだとか。
組織の独自性
自衛隊の独自の規律やルールに馴染むことが難しく、自身の価値観と合わないと感じる自衛官もいます。
他にも、自衛隊の任務は国民の生命と安全を守る重大なものであり、その責任の重さやプレッシャーから転職を考える自衛官もいました。
将来が不安
自衛隊の仕事は、一般の企業と比べて身体的、精神的な負担が大きいため、長期間勤務することが難しいと感じる人が増えてきているそうです
自衛隊の給与体系や昇進制度に不満を感じ、将来的な生活設計に不安を抱く自衛官も少なくありません。これらの理由が自衛官から転職をしよう引き金になっているようです。
自衛官が転職するときの注意点
自衛官の転職は一般のサラリーマンとは異なる点が多く、その中でも特に重要なのが「退職までの期間」と「転職活動のタイミング」です。
退職までの期間
自衛官の退職は、一般の企業とは異なり、退職申請から実際に退職するまでに時間がかかることが特徴です。
これは、自衛官としての任務を全うするため、また後任の人事をスムーズに行うための配慮からです。そのため、転職を考えている自衛官は、早めに退職の意向を上司に伝え、退職申請を行うことが求められます。
また、退職までの期間を有効に使い、次のステップに向けて準備を進めることも重要です。
転職活動のタイミング
自衛官の転職活動のタイミングは、一般的な転職市場の動向と自身の状況を考慮する必要があります。一般的には、転職市場が活況を呈している春先や秋口が転職活動には適しています。
しかし、自衛官の場合、退職までの期間が長いため、早めに転職活動を始めることが推奨されます。
また、自衛官のスキルや経験を活かせる職種を見つけるためにも、一般企業に勤めている人よりも早めに転職活動を初め、時間をかけて自己分析、プレゼン練習、企業調査を行う方が良いです。
自衛官が持つ資質と生かせる転職先
自衛官は、厳しい訓練と経験を通じて、困難な状況でも冷静に判断し行動する能力や、チームでの協働スキル、リーダーシップを身につけています。これらの資質は、多くの職種で求められるものであり、転職先で大いに生かすことができます。
自衛官が転職後に最初にぶち当たる課題は、仕事の進め方や業界知識を覚えることですが、逆にこれが突破できれば、自衛官時代に身についたリーダーシップが発揮され、職場で活躍できるようになるはずです。
業界は、自分の興味ある業界、勉強が苦にならない業界を選ぶのが良いでしょう。
業種は現時点で特別なビジネススキルがない場合は営業職がマッチすると思います。
営業職の中でも、法人営業、インサイドセールス、この辺りは体育会系の人材を求めがちなので、自衛官出身の営業希望者は受け入れられやすいです。
まとめ
自衛官の転職は、自衛官としての経験やスキルを活かせる転職先を見つけることが重要です。
自衛官が持つ資質は、営業職では強く求められていて、特にIT系のベンチャー企業はとにかく行動できる人を求めているので、お互いにとって良いマッチングになる可能性が高いです。