世界一周の海外旅行保険でおすすめはオーダーメイド型!注目すべき保険項目を徹底解説

・そもそも世界一周するなら海外保険には入るか?
・保険に加入するとしたら、絶対外せない項目は何なのか?
・世界一周の期間によってベストな保険の組み合わせは?

今回は、私の体験も踏まえて上記の問いに答えていきたいと思います。

世界一周するのに海外保険に入らないのは危険!

保険に入ったほうがいいというのを直感的に理解するために、海外旅行で事故に遭う確率を計算してみます。

ジェイアイ傷害火災保険株式会社が発表したデータによると、海外旅行で事故に遭う確率は3.4%だそうです。
これは29人に一人が事故に遭っている計算になります。

また、社団法人日本旅行業協会の発表データによると観光目的の海外旅行の平均滞在日数は約7日間です。

大雑把に考えると、7日間の滞在で事項に遭う確率が3.4%だと言えます。

あなたが一年間の世界一周をするとき、一回も事故に遭わない確率は
96.6%の52乗 = 16%

つまり、約85%の確率でなんらかしらの事故に遭う計算になります。汗

半年の世界一周の場合、一度も事故に合わない確率は約40%(一回でも事故に遭う確率は60%)です。

あくまで一般論ですが、これだけ事故に遭う確率があるなら海外旅行保険に入っていたほうが正直無難でしょう。

 

 

海外保険で着目する3項目:「治療」「賠償責任」「携行品損害」

海外保険の全項目

(1)傷害死亡・後遺障害

海外旅行中の事故による怪我がもとで死亡・後遺症が生じた場合の保険金

 

(2)傷害・疾病治療費用

海外旅行中の事故による怪我がもとで、もしくは海外旅行中の病気・感染症がもとで医師の治療を受けた場合の保険金

 

(3)賠償責任

海外旅行中に誤って他人に怪我を負わした・物を壊したなどで法律上の損害賠償責任を負わされた場合の保険金

 

(4)救援者費用

親族が自分の救援のために払った交通費・滞在費・救助費用などに対する保険金

 

(5)携行品損害

海外旅行中に携行品が盗難・破損・火災などで損害を受けた場合の保険

 

 

この中で重要な3項目は「傷害・疾病治療」「賠償責任」「携行品損害」になります。

以下では、各項目がなぜ重要なのか、各項目でいくらくらいの補償が欲しいか、私の体験談に沿って説明します。

 

I. 傷害・疾病治療

傷害・疾病治療保険は、最低でも1000万円の補償が欲しいところです。

 

アメリカに行った時、風邪を引いて病院へ行きました。

3時間も待たされた挙句、診療時間はたったの5分。診療結果は副鼻腔炎でした。

それにもかかわらず、請求額はなんと500$でした。

 

その時は、運よく海外保険に入っていたため、支払いを逃れられましたが…

日本では1000円程度で収まる診療費が5万円以上したため、ゾッとしました。

 

なお、海外で入院すれば1000万円を超えることはざらです。

<参照元:https://www.jihoken.co.jp/data/trouble.html

万が一骨折したり、重病に罹ったりした場合に備え、治療保険に加入するのは必須です。

 

II. 賠償責任

賠償責任は、最低でも1億円は欲しいところです。

私自身、運よく賠償責任を負うような事件に遭遇したことはありません。

ただ、スノーボードで滑走中に停止しているインストラクターに突っ込み、鎖骨を骨折させる事件が実際に発生しています。

その時の賠償金はなんと1200万円です。

海外で誤って相手に怪我をさせてしまった、最悪の場合相手を死に至らしめてしまった場合に備えて、1億円の賠償金を払えるように備えておくよいでしょう。

III. 携行品損害

携行品被害の保険は最低でも30万円欲しいところです。

日本と違い、海外では貴重品は盗まれるものだと覚悟は持っておいた方がよいです。

私自身、10年前チュニジアに旅行に行った時に、カメラを2台盗まれました。

 

今日だと、特にiPhoneが狙われるようです。

iPhone Xsは12万円。1台盗まれたときに、保険があれば補えますね。

 

以上のように、保険に入る時には「治療保険」「賠償責任」「携行品損害」の3項目が重要になってきます。

以下では、

(1)治療保険:1000万円

(2)賠償せ金:1億円

(3)携行品損害:30万円

 

という3条件に沿って、世界一周の期間ごとに最適な保険をご紹介していきます。

3か月以内の世界一周なら損保ジャパンとクレジットカード(エポスカード)を組み合わせよう

損保ジャパンの『新・海外保険Off !』は3項目のみ選択

 

損保ジャパン日本興和が提供する『新・海外保険Off !』オーダーメイドが可能です。

つまり、自分で必要な保険の項目を取捨選択し、自由に組み合わせことができるのです。

 

今回、アフリカに92日(2019年1月18日から4月19日まで)行くとして、上記の条件に沿ってオーダーメイドしてみました。

その結果、57,910円に収まりました

読者の皆様も実際にシミュレーションしてみましょう!

その他項目はエポスカードの自動付帯保険で補う

「傷害死亡・後遺障害保険」・「救援者費用」はクレジットカードの付帯保険で補うと良いでしょう。

 

クレジットカードの中には、海外保険が自動的に付帯されているものがあります。

その中でも、世界一周する上で一番おすすめのクレジットカードがエポスカードです。

 

多くのクレジットカードが「利用付帯」になっています。

つまり、旅行の費用を支払う時に、該当するクレジットカードを利用しておかないと補償されないのです。

 

一方で、エポスカードは「自動付帯」になっています。

つまり、旅行費用の支払い時にエポスカードを利用しなくとも、自動的に補償されることになります。

 

エポスカードは年会費無料で、「傷害死亡・後遺障害」を500万円、「救援者費用」を100万円補償してもらえます。

※エポスカードの詳細はこちら

6か月以内の世界一周なら東京海上日動かAIU保険

上記で紹介した損保ジャパン日本興和の『新・海外保険Off !』とエポスカードの自動付帯保険は、出発から3か月以内が補償期間になります。

 

3か月を超えて加入できる国内の海外保険は東京海上日動とAIU損保のみです。

 

東京海上日動

 

東京海上日動が提供する海外保険は、オーダーメイドができません。

一方で、携行品(10万円のみ)を除いた項目は十分に補償されます。

 

アフリカに180日(2019年1月18日~7月16日)行く仮定でシミュレーションした結果、91,780円で加入できます。

 

なお、インターネットで申し込む場合、東京海上日動のホームページ上ではなく、代理店のホームページにて申し込みます。

お近くの代理店を探してみましょう。

 

AIU保険

3か月を超える世界一周をする場合、もう1つのおすすめの国内海外保険が、AIG損保が提供する『AIU保険』です。

 

こちらの保険は、オーダーメイドできません。

治療費用が無制限という点が一番の魅力になっています。

 

アフリカに180日間(1月18日~7月16日)でシミュレーションしてみると、ブロンズプランで126,810円と少し割高になりました。

読者の皆様もシミュレーションしてみよう!

※AIU保険の資料請求はこちら

6か月を超える世界一周ならWorld Nomads

6か月を超える世界一周をする場合、残念ながら国内の海外保険では賄えません。

 

6か月を超える場合、オススメなのがオーストラリアの保険会社World Nomadsが提供する海外保険になります。

 

最大で1年間、補償されます。

補償内容も充実しており、スタンダードプランでも治療保険が5億円を超え、賠償責任1億円、携行品30万円(正確に言うと27万円相当ですが)という条件もクリアできます。

 

アフリカに1年間(2019年1月18日~2020年1月17日)でシミュレーションしてみたところ、スタンダードプランで134,432円(1,239ドル)に収まりました。※1ドル=108円で計算

なお、ホームページ上の表記や問い合わせ対応は英語のみになります。

英語でのやり取りに自信がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

読者の皆様も、シミュレーションしてみましょう。

 

保険の主要3項目の英語

「治療費用」=Emergency medical expenses overseas

「賠償責任」=Personal liability

「携行品」=Baggage

 

世界一周に必要な海外保険のまとめ

 

概要まとめ

・海外保険には絶対に入るべし!

・海外保険に加入する際は、3項目に注目すべし

・傷害・疾病治療保険:1000万円、賠償責任:1億円、携行品:30万円

 

期間別組み合わせ

・3か月以内なら損保ジャパンとエポスカードの組み合わせ

・6か月以内なら東京海上日動かAIU損保

・6か月を超えるならWorld Nomads