数日、数ヶ月後に迫った海外旅行。楽しみな反面若干の不安も。
特に
- 現地でのお金の持ち歩き方はどうすればいいのか?
- 自分が行く国へはいくらお金を持っていけばいいのか?
- もし現地で現金が無くなってしまったら…?
とお金関係の不安は尽きないはず。
この記事は海外旅行をする時にどのように現金を持ち歩くのか、また訪れる場所によっていくらお金が必要になるのか解説しています。
旅行の準備の参考にしてください。
目次
お金の持ち歩き方
みなさんがお金について不安を抱えるのは
- 現地でスリや盗みにあったらどうするか
- 現地で現金が底をついたらどうなってしまうのか
という不安ではないでしょうか。
日本は海外と比べてとても治安がいいので普段からスリに気をつけている人はほどんといないと思いますが、海外ではそうは行きません。
僕が海外行く時は、手元には必要最低限の現金(1万円くらい)を持ち歩き、残りの日本円はバックパックに入れホテルに置きっぱ、それ以上のお金は必要になったら都度ATMからお金を下ろすようにしていました。
国際キャッシュカード・デビットカード・クレジットカードのキャッシング
現地通貨をATMから引き下ろす方法の一つ目は国際キャッシュカードです。
これは日本の銀行と同じように、自分の口座にお金を振り込んでおけば、そのまま海外で引き下ろせるサービスです。
2017年現在国際キャッシュカードを発行している銀行は
の二つです。
現地ATMでお金を下ろす2つ目の方法がデビットカードです。名前は異なりますが、ほとんど同じように現地のATMでお金を下ろすことができます。
デビットカードは国際キャッシュカードと違い、新しく口座を作る必要がありません。
登録した口座から自動でお金が引き落とされます。
両者の違いはほとんどないので、どちらか一枚用意した方がいいでしょう。
詳しくは
【保存版】世界一周おすすめクレジットカードとキャッシュカードを徹底調査
をご覧ください。
3つ目がクレジットカードのキャッシング機能です。
すでにクレジットカードをお持ちの方は、自分のカードがキャッシング対応しているか確認してみてください。
ほとんどのクレジットカードでキャッシング対応しているので、申し込みをすればキャッシングが利用できるようになると思います。
キャッシングが国際キャッシュカード・デビットカードと違うのはお金の請求が後から来る点と利息が付く点です。
支払い方法はクレジットカードと同じで、毎月決まった日までに前月の利用料を支払います。
支払金決定が毎月10日、支払日が27日の場合、借入期間は18〜48日間。
利率は年18%がほとんどなので、5万円をキャッシングした場合、利息は444円(18日間)〜1184円(48日間)になります。
この利息は高いのか低いのかを現金を空港で両替した場合と比較してみましょう。
例えば、今日僕がこの記事を書いている7月17日のドルレートは1ドル113円、成田で両替する時のレートは1ドル115円です。
成田空港で5万円を両替すると435ドルになりますが、1ドル113円の本来のレートであれば442ドル手にするはずなので、この両替でかかった手数料は7ドル・791円(113円/ドル)です。
実は借り入れる日によってはキャッシングの方が手数料が安くなるんです。
キャッシングで引き出した金額は引き落とし日よりも前にお金を返すこともできるので、帰国後すぐに返済すればもっと手数料は安くすみます。
あまり知られていないですが、実は両替よりキャッシングの方がお得なんです。
旅行先で現金がいくら必要になるか?(エリア別)
次に地域別に1日の生活費の目安について見ていきましょう。
あくまで僕と旅仲間の経験から出した金額なので、目安に止めておいてください。
また、ここで出しているのは節約したら最低これくらいという金額だと思ってください。
エリア | 国名 | 1日の平均 | 宿泊費 | 一食あたりの費用 |
---|---|---|---|---|
アジア | 目安 | 1000-2000円 | 500-1000円 | 300-600円 |
タイ | 800~1500円 | 300-1000 | 300-600 | |
インド | 1000円 | 300-600円 | 300円 | |
中東 | 目安 | 3500円 | 2300円 | 1200円 |
トルコ | 2000~2500円 | 1500円 | 800円 | |
イスラエル | 4000~5000円 | 3000円 | 1500円 | |
ヨーロッパ | 目安 | 4000-5000円 | 3000-4000円 | 800-1500円 |
イタリア | 4000-5000円 | 3000-4000円 | 800-1500円 | |
スペイン | 4000-5000円 | 3000-4000円 | 800-1500円 | |
北米 | 目安 | 4000~5000円 | 3000円 | 1500円 |
アメリカ | 4000~5000円 | 3000円 | 1500円 | |
南米 | 目安 | 2500-4000円 | 2000-3000円 | 500-1000円 |
ブラジル | 3000-4000円 | 2500-3000円 | 500-1000円 | |
ペルー | 2500-3500円 | 2000-2500円 | 500-1000円 | |
アフリカ | 目安 | 1000-2500円 | 500-1500円 | 300-1000円 |
エジプト | 1000-1500円 | 300-800円 | 300-600円 | |
ケニア | 2000-3000円 | 1000-2000円 | 300-1000円 |
本当にやばくなったら奥の手 ウエスタンユニオンで送金
僕は世界一周中に手元の現金が底を尽きることが2度ありました。汗
キャッシングも限度額いっぱいまで使っていたのでこれ以上ATMからお金を下ろすこともできない。
手元に両替できるお金もない。
そんな時知ったのがウエスタンユニオンという銀行です。
この銀行は国際間でお金を送金するサービスを提供していて、日本のウエスタンユニオン銀行の窓口でお金を振り込むと、外国のウエスタンユニオン銀行で手数料を引いた分の現地通貨をその場でもらえるという仕組みです。
ウエスタンユニオン銀行はかなり広範囲の国に存在しているので、本当にお金が底をつきてヤバいとなったらこのサービスを使って見ましょう。
あらかじめ両親にこんなサービスがあるということを伝えておくといいかもしれませんね。
詳しくは本サイトをご確認ください。
まとめ 結局現金はいくら持っていけばいいのか?
ここまで海外へ持っていくお金について情報をまとめてみましたが、結局いくら現金を持っていけばいいのかという点については、
5万円分の現金(2万円を財布、3万円をスーツケースにしまう)+オーバー分は都度ATMから引き出す
で良いと思います。
買い物はなるべくクレジットカードで済ませれば、現金は5万円あればそんなに不足しないはずです。
海外では現金を持つリスクをなるべく少なくしたいですからね。
この記事がこれから海外へ行くあなたの参考になっていれば嬉しいです。
それでは、良い旅を!