- 在職中に転職活動するのは違法なの?
- 在職中に転職活動してることがバレたらクビになるの?
こんな疑問に答えます。
- 転職活動における権利について
- 在職中の転職活動での注意点
目次
転職活動は在職中に行うのが当たり前!会社の顔色を伺う必要なし
在職中に転職活動をしていいのか悩む人がいますが、結論全く問題ありません。
むしろ、転職活動は在職中にすべきです。
まずこの記事を読んでいるあなたが気にされている
在職中の転職活動は違法なのか
について解説します。
在職中の転職活動は違法ではない。仮にバレても会社はあなたをクビにできない
日本国憲法第22条第1項において
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択 の自由を有する。」
と規定され、仕事を選ぶ権利が法律で認められていて、同時に仕事を探す権利もあるとみなされています。
人事向けのQ&Aサイト「日本の人事部」でも、在職中に転職活動している社員を解雇処分できるか?という質問に対し、
転職を含めまして職業選択の自由は憲法で保障されている最も重要な基本的人権の一つになります。また、当然ながら他の会社へ転職する為には在職中に転職活動をする事が不可欠といえます。
従いまして、ごく当たり前の行動である在職中の転職活動が発覚したことをもって会社との信頼関係が崩れたと称し解雇する事は到底認められません。
と解説されています。
あなたが勤めている会社の社風的に在職中の転職活動を禁止する風潮があったとしても、それによってあなたの仕事を探す活動が阻止されることはありません。
他の人は転職活動どうしてる?
エン転職が実施したアンケート調査によると、86%の人が在職中に転職活動を行うと答えています。
また、転職活動にかかった期間は3ヶ月以内が70%という結果になっており、30%の人は3ヶ月以上転職先が決定するまでに時間がかかっていることになります。
仕事をしながら転職活動をするのは、仕事との両立が難しかったり、面接の日程調整など手間が増えることは間違いありません。
しかし、転職先はすぐに決まるとは限らず、その間収入がゼロの状態でいることは精神的に小さくない不安を与えてきます。
手元のお金が減っていく現実と対峙すると、転職先に求める条件を下げたり、早く転職先を決めなくてはならない焦りが面接官に伝わったりとネガティブに働く可能性があります。
また、退職した後にしばらく休もうと思って家でゆっくりした生活をして、それが当たり前になって転職活動を始めるのが遅くれるなんて人もいます。
以下はTwitter上で退職をしてから転職活動を始めた人たちのコメントです。
6月に退職してもう5か月も経ってしまった。時間の流れ早すぎるし、遅くても9月には働いているんだろうなとか考えていた自分がばかすぎる。転職活動をこれからしようと思っている人たちは、短期決戦を常に意識して動こうな。私みたいにだらだらやっちゃうと、焦りも不安も同時に攻撃してくるから。
— 転職人 (@Tensyokunin) October 30, 2020
気付けば11月🍁
9月から転職活動してたのに全く決まらない😅
最終出勤日が11月7日(8日の深夜)に決まったけど、不思議とあまり焦ってない(いや焦らなあかんのに)そういえば断捨離して服がない!
秋冬用の服だけ少し足さな💦今年はコロナで旅行行ってないから、退職記念でどこか行きたいな…近場で
— イゴッソ (@igosso_5296) November 2, 2020
退職してから3週間が経ちましたが、まだ転職活動をせずにのんびりしています。貯金が日々減っていきます。
今、どんな選択をするか。
それがこれからの人生を左右するんだと思います。— 砂どけい (@life_sandglass) October 30, 2020
今の会社を辞めたらしばらくフリーの状態で休もうと思っていたとしても、怠惰な自分に流されないように会社在籍中にエージェントに登録して、転職活動をゆるく始めた方がいいです。
一度怠惰な状態が習慣化されると、その状態を変えるには強い意志が必要になりますからね。。
在職中に転職活動する時の注意点
法律上、今の会社に在籍中に転職活動をしても違法でもなく、何も問題はありません。
しかし、会社によっては転職活動をしている人を裏切り者のように悪く思う人がいるのも事実です。
余計な摩擦やトラブルを生まないために、以下の点に注意しましょう。
- 転職活動していることは社内の人に言う必要はない
- 会社のPC、スマホは使わないほうがベター
転職活動していることは社内の人に言う必要はない
在籍中に転職活動をする時は、基本的に他の人に転職活動していることは言わない方がいいでしょう。
在籍中に転職活動をすることは全くもって普通のことですが、それでも転職経験のない人からすればあなたを裏切り者と感じてしまうかもしれません。
また、親切心から、よく調べもしてない状態であなたの受けている会社の評価をして、その会社にいくべき、いくべきでないと助言をしてくることもあります。
一生懸命自分なりの判断をしている中での周りの声は自分の判断に自信を持てなくなるので注意が必要です。
たとえ仲の良い同僚であっても、転職先が確定するまでは転職活動をしていることは黙っておきましょう。
会社のPC、スマホは使わないほうがベター
転職サイトを使って自分で求人を探して応募するにしても、転職エージェントで転職支援をしてもらう場合でも、スマホ・PCが必要になります。
この時会社から支給されてるスマホ・PCで転職活動をすると使用履歴から自分が転職活動していることがバレたり、職務時間中の転職活動は就業規則違反で罰則の対象とされる可能性があります。
以下の図は日本の人事部で実際にとりあげられているやりとりです。
こんな面倒なことに巻き込まれないように会社支給のPC・スマホは使わない方が無難です。
在職中の転職活動で難しいのは求人探し、日程調整、連絡作業
転職活動で面倒なのは求人探し、面接の日程調整、先方人事との連絡のやりとりです。
加えて自己分析や応募先の人事に刺さる職務経歴書を書かなければなりません。
転職は優秀な人材を求める企業と仕事を探す求職者のマッチングです。
そこには、いいマッチングをするためのノウハウが存在します。
あなたがそれらの知識が十分にないと感じているなら、一人で転職活動するのはあまりおすすめできません。
最低でも一つは転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーからどんな求人があるのか、どのように自己PRすれば評価されるのかアドバイスをもらった方がいいでしょう。
転職エージェントは運営会社による違いよりも、担当のキャリアアドバイザーによる当たり外れの影響が大きいので、理想は複数の転職エージェントに登録して、自分の担当になったキャリアアドバイザーの良し悪しでメインで使用する転職エージェントを選ぶのがいいでしょう。
過去私が調査した結果、大手転職エージェントの特徴はこのようになっています。
【公式サイト】https://doda.jp/consultant/
キャリアアドバイザーのサポートに力を入れている。泥臭く転職者に寄り添うことを大事にしたエージェント。一人での転職に不安を感じる人におすすめ
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp
20代に特化した転職エージェント。若手向けの求人が多く、20代の若手にとっては求人とのアンマッチングが少ない。逆にハイキャリア向けの求人は少ない
自分にあった転職エージェントを利用して転職活動頑張ってください。
まとめ
- 在職中の転職活動は違法ではない。罰則を受けることは法律上はない
- ただし、社風として在職中の転職活動を良しとしない会社は存在する
- 在職中の転職活動は社内の人には秘密にした方が無難
- 転職エージェントは転職にまつわる雑事を片付けてくれるので便利