海外旅行の両替はどこでするのが一番お得になるのか徹底調査

貧乏旅行ばかりしていた自分は、海外旅行する度にどこで両替すればお得になるか情報を集めていました。
きっとこの記事を読んでくれているあなたも同じ心境のはず。

今回は海外旅行時の外貨両替について、どこで両替するのが旅行者にとって手数料を少なくもっともお得になるのかを調査しました。

海外旅行を控えた方の参考になれば嬉しいです。

海外旅行時の両替は現地と日本どこでするのがお得か

まず、外貨両替をする時に考えるポイントはどちらの通貨の方が国際需要が高いかです。
需要のある通貨は手数料を安くなり、国際的に需要のない通貨は買い取る必要がないので、手数料が高くなります。

両替する2カ国のランキングが低い方の国で両替する

上の図は2016年の世界の外国為替世界シェアのランキングです。
シェアランキングの順位が高い外貨を両替するなら自国で、順位が低い外貨へ両替するなら現地で両替したほうが手数料が安い可能性が高いと言えます。
また、通貨の需要は一概には言えませんが、概ねその国の経済力に比例すると考えて問題ないでしょう。

代表10カ国で現地と日本どちらの手数料が低いか比較してみた

実際に確認してみるために、僕の独断と偏見で選んだ代表10カ国の現地と日本それぞれの銀行の両替レートを比較してみました。(調査日2017/9/1)
結果はこのようになります。

日本現地調査銀行
米ドル(1 USD)

111.10

116.28

bank of america
カナダドル(1 CAD)

90.02

88.89

bank of canada
ユーロ(1 EUR)※フランス

132.42

131.29

bank of france
英ポンド(1 GBP)

146.41

141.87

bank of england
オーストラリアドル(1 AUD)

89.92

95.64

bank of australia
中国人民元(RMB)(1 CNY)

17.03

16.86

bank of china
韓国ウォン(100KRW)

11.31

9.63

bank of korea
香港ドル(1 HKD)

14.50

14.30

HSBC
シンガポールドル(1 SGD)

82.10

82.28

POSB Bank
タイバーツ(1 THB)

3.39

3.36

bank of thailand

日本で両替したほうがお得な通貨

  • USドル
  • 豪ドル
  • シンガポールドル

現地で両替した方がお得な通貨

  • カナダドル
  • ユーロ(フランス銀行)
  • 英ポンド
  • 中国元
  • 韓国ウォン
  • 香港ドル
  • タイバーツ

ただし、他のサイトの情報を読むと米ドルとユーロの両替は日本の方がお得という情報が多数あるので、ユーロは日本で両替したほうが良い可能性があります。

日本で両替するなら銀行で両替するとお得

次に日本で外貨を両替するとき、どこで両替すると手数料を安く済ませられるかを見ていきます。

代表19カ国の外貨両替レートを三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、トラべレックス、グリーンポートエージェンシー(GPA)の4つで比較した表がこちらです。

2017年9月1日時点

 公式レート三井住友銀行手数料東京三菱UFJ銀行手数料トラべレックス手数料グリーンポートエージェンシー手数料
米ドル(1 USD)110.28111.100.8111.160.9113.353.1112.392.1
カナダドル(1 CAD)88.9690.021.190.001.098.499.596.007.0
メキシコペソ(1 MXN)6.197.161.07.161.08.202.08.162.0
ブラジルレアル(1 BRL)35.1137.001.9--46.2111.142.997.9
ユーロ(1 EUR)130.80132.421.6132.651.8135.554.8134.443.6
英ポンド(1 GBP)142.86146.413.5146.603.7154.2011.3153.5810.7
スイスフラン(1 CHF)114.33115.591.3115.671.3119.995.7119.665.3
スウェーデンクローネ(1 SEK)13.7914.280.514.260.516.312.516.172.4
デンマーククローネ(1 DKK)17.5917.940.417.940.419.992.419.942.4
ノルウェークローネ(1 NOK)14.1414.510.414.500.416.552.416.502.4
オーストラリアドル(1 AUD)87.9089.922.089.571.798.5210.695.968.1
ニュージーランドドル(1 NZD)78.9281.442.581.152.288.8910.087.678.8
韓国ウォン(100 KRW)9.8311.311.510.030.211.311.511.221.4
中国人民元(RMB)(1 CNY)16.7917.030.217.020.218.792.018.331.5
香港ドル(1 HKD)14.0914.500.414.510.416.532.416.402.3
シンガポールドル(1 SGD)81.3482.100.882.090.887.075.786.064.7
タイバーツ(1 THB)3.333.390.13.400.13.740.43.730.4
トルコリラ(1 TRY)32.1634.422.334.482.352.3120.249.9317.8
南アフリカランド(1 ZAR)8.529.481.09.981.511.603.111.473.0

全体的に、レートがいいのは銀行系の三井住友銀行か三菱東京UFJ銀行です。
空港にあるトラベレックスやグリーンポートエージェンシーは、緊急で現金が必要になった場合の利用に限定して、できるだけ銀行で両替をするようにした方が手数料を小さく済ませられます。

現地の両替は街までの移動費分を空港で、基本は街中の両替所で両替

また現地での両替については、一般的に

街中の両替所<ホテル<空港

の順で手数料が高くなると言われています。

こちらの記事は米ドルを日米合わせて8箇所で両替したときの手数料を比較しています。
この記事からも現地で両替するなら街中の両替所がもっともお得なことがわかりますね。

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現金の両替より、クレジットカードのキャッシングがお得

ちなみに、現金を両替するよりも、クレジットカードを使い現地のATMでキャッシングした方が手数料が少なくなることがあります。

以下三井住友VISAクラシックカードを例に考えてみます。

三井住友VISAカードの場合、金利は年間18%、また1万円以上のキャッシングで216円のATM手数料がかかかります。

ヨーロッパで1000ユーロ(1$=130円[2017/8/31])をキャッシングし、10日後帰国してお金を支払う場合の手数料は

(130000円×18%×10日÷365日)+216円=857円

になります。

三井住友銀行(1ユーロあたり1.6円の手数料)で日本円をユーロに両替した場合

1000×1.6円=1600円

の手数料がかかり、キャッシングしたときの約倍の手数料がかかります。
クレジットカードのキャッシングは現金を両替するよりお得になるんです。

ドルやユーロなど、為替レートが比較的良い通貨の場合、両替とキャッシングの手数料差は小さくすみますが、アジア諸国など日本より通貨価値が低く、為替レートが悪い(1通貨あたりの手数料が高い)場合は、現金両替よりもキャッシングのほうが手数料が少なくなる場合が多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外貨両替のポイントは以下の3点です。

  • 基本的には通貨価値の低い側の国で両替
  • 日本で両替する場合は大手銀行がお得
  • 現地で両替する場合は空港では最小限、街の両替所で両替する

また、今回表で出した為替レートはあくまで僕が調査した時点のものです。
為替レートは常に変動していますので、ご自身が旅行される際の為替レートをしっかり確認するようにしてください。

 

さりげなくクレジットカードで三井住友VISAカードを紹介していますが、このカードがおすすめな理由は以下の記事記載しています。

無料発行できるクレジットカードなので、海外旅行保険の代わりに申し込んでみても良いかもしれません。

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それでは、良い旅を!