- 社会人歴3年未満の23歳でも転職できるの?
- どうすれば今より良い会社に転職できるの?
こんな疑問に答える。
- 23歳の世の中の平均年収
- どうすれば給料を上がるのか。世の中の仕組み
- 25歳以下の第二新卒がより良い会社へ転職を成功させるには!?
目次
23歳の転職は甘えなのか!?
きっと23歳で転職を考えている君が気にしてるこの問いについて。
不要なら次の章「大卒23歳の平均年収は?」に進んでくれ。
僕が務める会社でも毎年数人は3年以内に辞める子がいる。
そんな子たちを見て思うのは、
正直「仕方ない」の一言。
優秀な子もいれば、要領を掴めず上司から怒られっぱなしで自信をなくす子もいた。
誰が悪いわけではなく、会社との相性が合わなかっただけ。
会社が彼らの期待に答えられなかった場合もあるし、本人の実力が会社の要求についてこないで自信喪失の場合もある。
もし君が、精神的には参ってるわけではなく、単に今の仕事が嫌だからという理由で転職しようと考えいるなら、転職活動と並行して今の仕事を思いっきりやり切った方がいい。目の前の仕事をやり切ることで仕事の面白さや自分の得意なことが見えることもある。
すでにやれるだけのことはやって、それでもうまくいかず仕事が合わないと思っているなら、その直感を信じて次の職場で成果を出せばいい。
今の会社の給与に不満があるなら、この章の後で世の中の年収の平均とどうすればサラリーマンは年収が上がるのかを解説するのでそこを見てくれ。
大卒23歳の平均年収は?どうすれば年収を上げられるのか?
転職を考えている人の中には今の給料が低すぎて転職を考えている人もいると思う。
この章では世の中の23歳の平均年収とどうすれば年収を上げる転職ができるのかを解説する。
年収興味ない人は次の章「社会人歴3年未満の君でも第二新卒で転職できる!?」へ進んでくれ。
大卒新卒2年目の平均給料は21.5万円!
厚生労働省が発表している初任給調査の結果から、経団連が発表している平均賃金上昇率を足すと23歳の全国平均給料は以下のようになる。
大卒23歳の平均給料(千円) | |
男女計 | 210.2 |
男性 | 212.8 |
女性 | 206.9 |
この数字と比べて自分の給料が高ければ自分の会社の給料は悪いわけではない、低ければ世の中の平均と比べると低いと言える。
念のためエリア別の平均も載せておく。
大卒23歳の平均給料(千円) | |||
男女計 | 男 | 女 | |
北海道 | 199.5 | 198.9 | 200.3 |
東北地方 | 196.1 | 197.3 | 194.7 |
関東地方 | 210.1 | 211.7 | 207.9 |
中部地方 | 202.8 | 206.2 | 197.7 |
近畿地方 | 204.8 | 207.9 | 201.2 |
中国地方 | 199.5 | 203.0 | 195.5 |
四国地方 | 195.7 | 198.5 | 190.9 |
九州 | 194.6 | 196.5 | 192.4 |
沖縄 | 175.5 | 175.2 | 176 |
年収は業界で決まる。年収を上げたければ年収の高い業界へ転職しろ
次に「年収を上げるためには」について考える。
まず、給料・年収は業界によって決まる。
もちろん会社によっても違うが、一部の高年収企業を除くと業界によって会社の給料はある一定値に落ち着く。
上図は厚生労働省が発表している産業別の年収の推移を表した図だが、どの年齢においても金融業・保険業の年収は宿泊業・飲食サービス業の年収より高くなっていることがわかる。
これは、業界によってビジネスの構造が決まり、ビジネスの構造によって従業員に払える給料が自動的に決まるからだ。
※詳しくは別の記事で解説する。
つまり、会社によって年収が違うように見えるが、実際は業界によって年収は決まっている。
例えば君が家電量販店の正社員だとして、同じような業界の会社へ転職しても年収は上がらない。
年収をあげようと思うなら、家電量販店よりも平均年収が高い金融や広告業界へ転職した方が良いということになる。
この点を理解せずに同業界へ転職しても年収は上がらないので注意しよう。
サラリーマンが年収を上げるには成果を出すか昇格するしかない
続いてサラリーマンが年収を上げるためには?という点で解説する。
サラリーマンが年収を上げるには昇格するしかないと考えよう。
経団連が発表しているデータでは、日本のサラリーマンの平均年収上昇率は約7万円。月に直すと約6000円しか上がらない。
一生懸命頑張って働いても給料は6000円しか上がらないということだ。
それ以上給料を上げるには会社内で出世して役職を上げるしかない。
そうすれば、会社が規定する給与テーブルになぞって自分の給料は上がる。
ただし、昇格できる職種はある程度決まっている。
ビジネスの流れを大きく大別すると創る→作る→売るに分けられる。
商品開発をして、製造する方法を整え、お客さんへ販売していく。
このいづれかの仕事(職種)についていない限り、昇格はないと思った方がいい。
なぜなら、それ以外の職種はコストを抑える対象にされるからだ。
楽だからと言って営業事務になろうものなら、君の給料は日本人サラリーマンの平均6000円しか毎年上がらないものと思っておこう。
今よりいい暮らしがしたい、好きなものが買えるようになりたいと思うなら、エンジニア以外の人であれば営業、マーケティング、企画開発、コンサルタントのような職種につかないといけないわけだ。
ここまでの話をまとめると、
サラリーマンの年収は業界と業種によってほぼ自動的に決まる
ということだ。
このことを知らずに転職活動すると、自分の求める年収には近づけないので注意しよう。
詳しくはこちらの記事で解説してるので興味あれば見て欲しい。
社会人歴3年未満の君でも第二新卒で転職できる!?
いよいよ本題だ。
社会人歴3年未満の君でも今は転職できる時代だ。
ちなみに社会人歴3年以下の人を第二新卒と呼ぶ。
この第二新卒、実は転職市場で注目されつつある。
こちらの記事では、2014年から5年の間で第二新卒の転職社数は4倍に増えているという報告が出ている。
参考:20代前半の転職、5年間に約4倍! 「第二新卒は30歳まで」が新常識
もはや、第二新卒世代の転職・採用は当たり前になっているのだ。
ただし、転職者数が増えているのと、簡単にいい企業への転職先が決まるのとは別物だ。
一般的に大手企業では第二新卒の採用はある程度実績がないと採用されづらい。
一方、ベンチャー企業は大手に比べ新卒採用力に劣るため、第二新卒を積極的に採用している。
ベンチャーに就職なんてどうなの?と思う人はこちらの記事をどうぞ。
大手、ベンチャーいずれにせよ次の職場ではある程度成果を出さないと今後のキャリアに響く。
会社選びをする際は、会社の文化が合うかを意識した方がいい。
転職する方法は転職サイト・転職エージェントの2つある。両方を活用して転職を成功させよ!
やっと転職活動の話だ。笑
転職するための方法は大きく
- 転職サイト
- 転職エージェント
の2つがあることを説明しておく。
すでに知ってるという人は次の章「転職エージェントを利用した方がいい3つの理由」に進んで欲しい。
転職サイトとは
転職サイトとは、アルバイトを探す時に見る求人サイトと同じように、転職者を募集している会社が求人情報を載せているサイトのことだ。
使い方もアルバイト求人サイトと同じで、自分で希望する職種、勤務地、業種、雇用形態などを選んで求人情報を検索する。
転職を考えている人ならすでにいくつか使っているだろう。
代表的なサイトだと、リクナビNEXT、doda、マイナビ転職の3つ。
転職サイトを使って転職先が決まればそれに越したことはない。
でもこの記事を読んでいる君はおそらく
- 自分がどんな仕事をやりたいかわからない
- 自分一人で転職活動してても、書類審査や面接で落とされる
- 年収上げたいけど、それが可能なのかわからない
- 興味のある求人情報がない
こんなことで悩んでいるんじゃないだろうか?
こんな悩みを解消するのが次に紹介する転職エージェントだ。
転職エージェントとは
転職エージェントとは、キャリアアドバイザーと呼ばれる転職のプロが転職したいと考えている人の転職を支援してくれるサービスだ。
お金はかからない。
なぜお金がかからないかというと、君がどこかの会社に転職することができた後に、転職先の会社から紹介料としてお金をもらっているからだ。
転職エージェントに登録すると、
- キャリアアドバイザーと面談して、君がどんな仕事につきたいか。希望する年収はいくらなのか。どんな条件を希望するか。を話し合う。
- 君の職務経歴や面接で話そうとしていることが、面接官にウケる内容か添削してくれる。
- キャリアアドバイザーが君の代わりに、たくさんある求人情報の中から君の条件に合うような求人を見つけて紹介してくれる
- 会社の人事と面接日の調整を手配してくれる
- 場合によっては、内定確定後に年収交渉をしてくれる
こんな具合に転職までを支援してくれる。
転職サイトを利用して自分一人で転職活動するのもいいけど、転職エージェントを使った方が、手間を減らせたり、自分の希望通りの年収や待遇条件を満たす転職ができるメリットがある。
転職エージェントを利用した方がいい3つの理由
転職エージェントを使うメリットは大きく3つ。
- 転職のサポート、キャリアカウンセリングをしてくれる
- 転職エージェントはあなたの給与を上げる、採用されるように動いてくれる
- 転職サイトに載っていない非公開求人を教えてくれる
見事に転職しようとしてる君が不安に思っていたこと、不満に思っていたことを解消してくれているはずだ。
転職のサポート、キャリアカウンセリングをしてくれる
先ほど説明した通り、転職エージェントは君の転職を成功させることで、転職先の会社から紹介料をもらっている。
つまり、君の転職の成功は転職エージェントにとっても成功になる。
そのため、転職がうまくいくように人事に評価されやすいように職務経歴(履歴書)の書き方を添削してくれたり、面接対策をしてくれる。
おそらく君が一番不安に思っていたことじゃないかな?
- 職務経歴書(履歴書)はどういう書き方をすると人事が「おっ!」と思って書類審査を通すのか
- 人事が面接を受けに来る人の何を見て採用・不採用を決めているのか
こんなことを教えてくれる。
また、もし君が
将来どんな風になりたいかわからない
と悩んでいればそれをそのまま伝えよう。
自分のやりたいことの見つけ方や、他の人がどんなキャリアプランを描いているかを教えてくれる。
転職エージェントはあなたの給与を上げる、採用されるように動いてくれる
先ほどのサポート内容に加え、さらに嬉しいことがある。
転職エージェントは君の年収を上げるよう交渉してくれるのだ。
転職エージェントがもらう紹介料は君の転職後の年収の30%となってることが多い。(※転職エージェントによって金額はことなる)
君の転職後の年収が高くなればなるほど彼らも儲かる。
つまり、君の年収を上げるように彼らは転職支援をしてくれる。
自分一人で面接を受けていたら、年収交渉とかできないでしょ?
それをやってくれるのが転職エージェントだ。
もし、すでに転職サイトで興味のある求人があるなら、転職エージェントに登録してその求人情報を話してみよう。
自分が直接応募するより、転職後の年収が上がる可能性がある。
転職サイトに載っていない非公開求人を教えてくれる
3つ目のメリットは、求人サイトに載っていない求人情報を教えてくれるということ。
なぜ転職サイトに載っていない求人情報があるのかというと、求人サイトは掲載するだけでお金がかかるのだ。(約20~40万円/月)
転職サイトに掲載しても必ず応募が来るとは限らない。
応募がこない期間が続くと、転職エージェントで採用するより余計お金がかかる可能性がある。
そのため、会社によっては転職サイトを使わずに転職エージェントを利用することがある。
これは、不人気な会社だから応募がこないというわけではなく、一般の人に知られづらいビジネスをしている会社に起こりやすい。
なので、転職サイトを眺めていても自分が興味ある求人情報がない人は転職エージェントを利用してみると可能性が広がる。
23歳の君におすすめの転職エージェント5つ
ここまで転職エージェントというものを利用するメリットについて説明してきた。
最後に23歳の君におすすめの転職エージェントを5つ紹介する。
リクルートエージェント
まずおすすめなのがリクナビNextを運営しているリクルートエージェント。
著者が独自で調査した転職エージェント利用者の満足度調査で1位の転職エージェントだ。
おすすめポイントはこちら
- キャリアアドバイザーのレベルが高い
- 紹介される求人情報の量が多い
- 全国展開したサービス
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
第二新卒エージェントneo
次は25歳までを対象にした第二新卒エージェントneo。
25歳以下の第二新卒と呼ばれる年齢に特化しているので、取り扱っている求人情報も若手向きのものになっている。
業界で最も早く若手専門の転職エージェントとしてサービスを開始した転職エージェントなので、リクルートエージェントと合わせて23歳の転職希望者にはおすすめ。
おすすめポイントはこちら
- 25歳以下に特化した転職エージェント
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
【公式サイト】https://www.daini-agent.jp/
ウズキャリ
ウズキャリも第二新卒転職エージェントneoと同じく、第二新卒に特化した転職エージェントだ。
開始されてまもないサービスのため、求人情報を取り扱っているエリアが東京、名古屋、大阪など主要都市に集中しているが。
このエージェントの特徴は、キャリアアドバイザーが全員第二新卒転職者。
つまり、アドバイスしてくれる人自身が25歳以前に転職経験をしている人たちなのだ。なんと社長まで!
23歳の転職に不安を抱える人は、ウズキャリの寄り添った支援がよいかも。
おすすめポイントはこちら
- 25歳以下に特化した転職エージェント
- キャリアアドバイザー自身が第二新卒経験者
【公式サイト】]https://uzuz.jp/
dodaエージェントサービス
今度はまた大手転職エージェント。
リクルートエージェントと並んで満足度の高かった転職エージェントだ。
リクルートエージェントとどっちかいいの?については正直答えはない。
どちらも使うのが理想だけど、どっちか一つで悩むなら求人サイトで気になる求人が乗ってる方にすればOK。
おすすめポイントはこちら
- キャリアアドバイザーのレベルが高い
- 紹介される求人情報の量が多い
- 全国展開したサービス
【公式サイト】https://doda.jp/consultant/
マイナビエージェント
同じく大手転職エージェント。
リクルートエージェント、dodaと比べて若干満足度が下がる結果だった。
しかし、20代に限っていうと、20代に信頼される転職エージェントNo1という評価を得ているので、23歳の転職には問題なし!
おすすめポイントはこちら
- 20代に強い転職エージェント
- 紹介される求人情報の量が多い
- 全国展開したサービス
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp
まとめ
- 現職が合わないと思ったなら、それは仕方ない。やり切っていないなら最後やり切る。燃え尽きているなら転職は何も問題ない。
- 年収をあげるには年収の高い業界へ行こう。どの業界が年収高いかわからなければキャリアアドバイザーへ聞くのが良い。
- 転職エージェントはたくさんあるが、23歳の君には上で紹介した5つがおすすめ。複数利用もおすすめ。