- 面接官が何を評価してるのか本音がわからない
- 面接官の質問の本音がわからない
この記事でわかること
- ぶっちゃけ面接官は学生の何を評価してるのか
- 面接で聞かれる質問の意図
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凡人学生→世界一周🌏→就活挫折orz→インターン没頭して就活リベンジ→ITベンチャーで人事・営業・CS経験→新規事業責任者💪
入社4年で年収300万→600万
目次
面接で落とす学生に対する面接官の本音
これまで面接で落とした学生に対する評価の本音を列挙する。第一印象が悪い。元気ない、表情暗い、自信がない
熟練面接官になると学生の第一印象と面接後の評価は大抵ズレない。 第一印象がいい学生は面接で質問をしていってもいい評価になるし、第一印象が悪い学生は面接するとより悪い評価になる。 見た目や服装で偏見を持っているんじゃないかと思うかもしれないがそれは違う。 本人の性格、自信の現れが表情や仕草に現れて面接官はそれを察知していると言ったほうが近い。 印象が悪い学生・いい学生の特徴はこんな感じだ。 【印象が悪い学生】
- 目に自信がない
- 口がへの字
- 表情が暗い、根暗な雰囲気
- 笑顔がない
- 挨拶ができない
- 面接官にへりくだり過ぎ
- 服装への最低限の配慮がない
- 根拠のない自信(自惚れ)
【印象がいい学生】
- 目に自信がある
- 口角上がっている
- 表情明るい、根明な雰囲気
- 自然な笑顔
- はじめの挨拶が元気で気持ちいい
- 面接官と対等な関係
- 清潔感、さわやか
- 自身はあるが謙虚
人より優れた能力、経験がなくても自己分析を腹落ちするまでやりきった子は自信にあふれていることが多い。そういう子は評価される。
P&G、USJでマーケティングの仕事をしていた森岡さんという方が、大学生の娘さんに就活、キャリア戦略についてアドバイスしている本で、就活生には非常に参考になる話が多い。
また、自信がない・自己分析できてない学生に向けた対策記事を書いてるのでよければ参考にしてほしい。とても読みやすいし、就活本のような小手先のテクニックではなくキャリアの本質に迫った内容になっている。
会社のメンバー・新卒の子にも推薦している本だ。
面接対策全くしてない。自己PRができてない
就活では徹底した自己分析が何より大事。 自己分析ができなくて、伝え方を工夫しても薄っぺらい内容は面接官にすぐバレる。 とはいえ、面接での伝え方が下手くそすぎる子もやはり評価できないのは事実。 面接官が知りたい6つの項目についてアピールする準備が必要だ。- 行動
- 技能
- 態度・姿勢
- 知識・経験
- 性格・志向性
- 価値観・動機・メンタルモデル
質問の意図と返答がずれる。最低限の論理思考力がない
面接官の質問した内容と返ってくる答えがズレてばかりの子は落としている。 緊張して頭が回らないのは仕方ないが、何回質問しても回答がズレる子は論理思考力が足らないとみなされてしまう。 悲しいことに、質問と回答がズレていることは本人は気づくことが難しい。 つまり改善しづらい。 面接官から何回も同じ質問をされる人は要注意。 同期、先輩、エージェントに相談してみるのが良いだろう。履歴書がバイトの履歴書みたいな人はダメなケースが多い
バイトの面接で提出するような、中学からの学歴が書いてあって、自己PR5行、志望理由3行程度の履歴書を渡す子がいる。 パーソナリティもわからないし、どういう軸で就活してるのかもわからない、一体なぜ僕らの会社を受けに来たのかも曖昧。 面接官として正直焦る。 履歴書に書かれていない本人の個性・強みを面接で聞き出すけど時間が足らない。 結果、そういう子は選考通す充分な理由が見いだせず落とす。 会社によるかもだが、企業ごとの個別の履歴書を持っていく必要はなくて、自分の強みや経験がわかるオープンESを見せ目もらったほうが良い。 バイトと同じ感覚で履歴書は書いてはダメ。受験勉強・バイト・部活、みんなが頑張ってることは評価できない
就活では否が応でも君とその他の人間が比較されることになる。 こっちの会社は給料が高い、有給が取りやすそう、働きやすそうと君が会社を比較するように会社も君を他の学生と比較している。 たまにいるのが、ガクチカで受験勉強を頑張ったとアピールする子がいるが、残念ながらそのエピソードでは何もアピールにならない。 他の学生も同じように受験勉強を頑張っているので、「みんなと同じように努力した」という話にしかならないのだ。 自分自身の比較軸と、他人と比較される場合の比較軸を混同させてはいけない。 面接では必ず、「(他の人と比較した)自分の強みや経験」を話す必要がある。面接官の質問の意図
面接官の質問の意図がわからないというケースもあるだろう。 僕個人の場合になるが、面接官として質問するときの意図をまとめる。なぜウチの会社を志望したのか?
ウチの会社を志望する理由が知りたいというより、本人の就活の軸、ウチの会社に興味を持った部分を知り、後から口説くときのネタとして聞いてる。 絶対にこの会社じゃなきゃダメなんです、というスタンスで話す必要はない。どうしてもこの会社に入りたいんです、ということを言われても評価にはほとんど影響しない。
むしろ、
どこの会社でも活躍する自信があります。
御社だとどういうキャリアを積めますか?
くらいの方が評価される。
就活の軸は?
優秀な学生の場合、後で口説くために会社選びの基準を確認している。 また、学生の就活軸が自社の企業文化・理念と合致するかの確認もしている。業界・業種はどこ見てる?
優秀な学生の場合、後で口説くために志望業界の確認をしている。これまでに力を入れた活動は?【ガクチカ】
学生のコンピテンシー(成果を出すための行動特性)の確認。成果の大小よりも、以下4つの項目を見ている。 学生はこの4項目がわかるように話せるようになると面接官の評価を得やすくなる。- なぜその活動に情熱を注いだのか【価値観、メンタルモデル、思考性のチェック】
- 活動メンバーの中でどのような役割をなしていたのか(自分一人で完結することであれば不要)
- どのような努力、行動をしたのか
- 行動した中で自分の強み、特性は何だと言えるか
自己紹介してください
簡潔にコンピテンシーの紹介をして欲しい。自己紹介では自己PRをしてはいけないと悩む学生がいるが気にしなくていい。
そんな事で評価を下げる会社は行かないほうがいいと思う。。
何か質問ありますか?
あなたの就活軸に照らして会社を比較する上で、不足している情報があれば言ってほしい。 必要な上はすべて提供した上で会社を選択できるように情報はすべて開示したい。 奇をてらった質問や、もう一度就活するとしたらこの会社に入りたいと思いますか? のような質問は不要。 (面接官がyesと答えたらいい会社、noと言ったら悪い会社と評価を下すならありだか、無目的に質問すると印象悪い)まとめ
面接官として選考落とす学生の特徴はこれ。- 第一印象が悪い。元気ない、表情暗い、自信がない
- 面接対策全くしてない。自己PRができてない
- 質問の意図と返答がずれる。最低限の論理思考力がない
- 履歴書がバイトの履歴書みたいな人はダメなケースが多い
- 受験勉強・バイト・部活、みんなが頑張ってることは評価できない