- 就活サイトっていろいろありすぎてどれ使えばいいかわからない。
- いい企業と出会える就活サイトはどれ?
こういった疑問に答えます。
- 就活サイトの裏側(企業側目線)を知る
- 就活をうまくいかせるために使うべき就活サイトがわかる
- 各就活サイトの特徴を比較する
目次
いい就活サイトとは?就活サイトの仕組みを教える
この記事を書くにあたって新卒生向けの就活サイトを一通り調べてみたけど、ざっと調べただけで40近い就活サイトがありました。
情報感度の高い学生は問題ないかもしれないが、そうじゃない学生(著者はこちら側)からしたらこれだけある就活サイトでどれを使えば自分にぴったりの企業と出会えるかなんてわからないですよね。
就活サイトを紹介する前に、まずはこれだけたくさんある就活サイトをどういう判断軸で選ぶべきか僕の見解を述べます。
(就活サイトの一覧をみたい方は次の章へ進んでください。)
新卒就活サイトは3タイプに別れる
たくさんある就活サイトは大別すると3つのタイプに分かれます。
総合就活サイト
リクナビ、マイナビのような新卒採用している企業の情報が一覧になったサイト。
求人している会社から興味ある会社を自分で見つけてエントリーする。
基本的には自分が知っている・興味ある企業を探すことになります。
ビジネスモデルとしては、企業が就活サイトに求人掲載料を支払って、後は応募が来るのを待つスタイル。
なので、就活サイトがあなたの面倒を見ることは基本的にありません。
自分で情報を取れる人は良いけど、自分一人で就活は無理という人は下の就活エージェント・逆求人・オファー型サービスの利用がおすすめ。
就活エージェント
人材コンサルタントと面談して、あなたに合う企業を人材コンサルタントが見つけてくれる。
あなたが知らないだけで、ビジネス界で有名な会社や優良会社を紹介してもらえます。
就活エージェントのビジネスモデルは企業はエージェントに就活生を紹介してもらい、採用が決まると成果報酬としてエージェントに料金を支払います。
就活エージェントは企業に学生を消化して内定をたくさんとれたほうが儲かるので、あなたの就活を全力でバックアップしてくれます。
就活で苦戦しているなら、就活エージェントを使うのが良いでしょう。
なぜ内定まで行かないのか、どうすれば企業から内定をもらえるのかをアドバイスしてくれるはずです。
逆求人・オファー型サービス
自分のプロフィールを掲載しておくと、企業の人事担当者から会いましょうとオファーが届く。
就活エージェントと違うのは2つ。
・企業から直接オファーが届くところ
・面接対策、自己分析などは自分でやる必要があること
逆求人サービスのビジネスモデルは、企業はサービス利用料を支払い無制限に学生にオファーを出すことができるようになります。
さらに、採用が決まると成果報酬で料金を追加で支払います。
企業の採用担当者はこのサービスを使って優秀な学生と出会いたいと考えているので、ガンガン学生にオファーメールを送ります。
総合求人サイトと違い、逆求人サービスは企業から学生に会いましょうとオファーを出してるので、学生側はその中から気になる企業を選んで話を聞きに行きます。
下手に出なくていい分、メンタル的にかなり楽になると思います。
いろんな企業の話を聞いていれば、どういう雰囲気の会社が自分に合う・合わないの感覚がわかるようになります。
場数を積むという意味では最適なサービスだと思いますよ。
3つのサービスはそれぞれ企業との接点の持ち方が違います。
自分が知ってる企業に行きたいと考えるなら総合就活サイト。
まだ就活軸が決まっていない人・就活がうまくいかない人はエージェントを使ってキャリアコンサルタントにアドバイスをもらうのが良いでしょう。
個人的には逆求人・オファー型サービスは企業の担当者と接する機会を増やせるので、場慣れの意味も込めて活用をおすすめします。
就活サイトごとに得意なジャンル・業界がある
各就活サイトはそれぞれ自分たちの特徴を出すために掲載する企業、力を入れて集客する学生が違います。
例えばリクナビのような超大手の就活サイトには2万社の企業情報が掲載されてますが、企業の採用担当者からすると、2万社の中から学生に自分たちを見つけてもらう必要が出てきます。
有名企業ならともかく、BtoB企業のように学生とあまり接点がなく認知されずらい企業はリクナビに求人情報を掲載しても学生が応募してくれるとは限りません。
なので、例えばIT系ベンチャー企業の場合、ベンチャー企業に特化したベンチャー思考の学生が利用する就活サイトに求人情報を掲載します。
一旦自分の知ってる企業の面接を受けたいと考えるなら大手総合就活サイト。
行きたい業界が決まってるなら業界・企業規模が絞り込まれた就活サイトを使うのが◯です。
各就活サイトのタイプがわかったところで、次に各就活サイトの特徴を見ていきましょう。
総合就活サイトまとめ
大手企業が多い就活サイト
マイナビ・リクナビ
総合就活サイトの最大手2社。掲載社数は役3万社。
個人的にはどちらも会社数が多く、しかもサイトが見づらくて学生時代にあまり使っていなかったです。
自分の知ってる会社へエントリーしたいならありでしょう。
自分があまり知らない会社を探すのにはあまり向いていない気がします。
特にベンチャー系の企業はマイナビ・リクナビを使わないので、ベンチャー志望の人にはおすすめしません。
キャリタス
企業掲載数1.9万社。
そのうち、従業員数が100人を超える大手、準大手の企業が約9割を占めるキャリタス。
厳しい掲載基準を設け、新卒学生に安心して薦められる大手・準大手を中心とした優良企業のみを掲載。とのこと。
OB/OG訪問サービスVISITS OBと連携しているのでOB訪問しやすい環境があるのが特徴です。
大手企業へ就職希望される学生さんにはおすすめ。
ベンチャー希望の学生は多分いい会社との出会いないんじゃないかな。
ダイヤモンド就活ナビ
こちらも全国区の総合就活サイト。
大手企業が多そうだけど、他の就活サイトと比べて何が強みなのかわからない。。。
Uターン、Iターン系の求人が多そうだから地方の就活に強いのかな?
アクセス就活
こちらも何が強みの総合就活サイトなのかわからなかったです。。
個人的には使わないかなー。
中小企業が多い就活サイト
ジョブウェイ
各都道府県の中小企業に特化した就活サイト。登録社数は約800社。
サイトの内容を見ると地方の中小企業の情報が豊富にあるようです。
地元の企業で働きたいと考えている人にはいいかもしれません。
都心で働きたいと考えてる人にはちょっと合わないかもですね。
TSUNORU(ツノル)
中堅・中小企業に特化した新卒求人情報サイト。
地元に根付いた安定企業への就職を希望してる人におすすめ。
既卒の人も使用できるようなので、一度就活がうまくいかず先に卒業している人でもいい企業との出会いがあるかもです。
ベンチャー企業が多い就活サイト
パッションナビ
ベンチャーに特化した就活エージェント。
会社のビジョンには「【人生に情熱を、働きに熱狂を】をテーマに、未来をつくる起業家とベンチャー思考の学生の出会いを創造し続けます。」と書かれサービスの想いが伝わりますね。
サービスを利用している企業の一覧を見ても、イケてるベンチャー企業が多いことがわかります。
ベンチャー思考の人におすすめ。
サポーターズ
ベンチャーの中でもさらに人気ITベンチャー企業に特化した就活エージェント。
採用担当者の間でもサポーターズはよく耳にしますし、ITベンチャー界で勢いのある会社ですね。
ITベンチャー志望の方におすすめ。
ONE CAREER
ベンチャー枠に書きましたが、取引企業を見ると三菱商事や三井物産、 P&G Japan、Google、サイバーエージェントなど、あらゆる業界のイケてる会社と取引しているONE CAREERさん。
就活生からの口コミ、各選考でどんなことがあったのかのフィードバックもサイト内に掲載されていて、就活生としてはありがたい情報満載。
イケてる企業に就職したい学生にはうってつけの就活サイトですね。
今自分が学生ならこのサイトは使うなー。
就活エージェントまとめ
続いて就活エージェント。
就活エージェントはサービス内容だけでなく、対応してくれるキャリアコンサルタントとの相性も大事です。
時間に余裕があなら1社だけでなく、複数の就活エージェントに登録して並行してコンサルティングを受けて、どの会社が一番面倒を見てくれるか比較することをおすすめします。
大手からベンチャーまで全方位OKな就活エージェント
キャリアチケット
どんな企業が自分に向いてるのかわからない人でも個別サポートで徹底取材した企業170社以上から自分の価値観にあった企業を数社を紹介してくれるようです。
サイトを見る限りかなりサポートも手厚そうです。
学歴ではなく、自分のパーソナリティをしっかり評価してくれる企業を紹介してくれるというのが印象いいですね。
学歴じゃなくて人間性で人を選んでくれる企業を希望の方におすすめ。
マイナビ新卒紹介
マイナビとは別サービスのマイナビ新卒紹介。
キャリアアドバイザーが学生の適正を見て企業をピックアップしてくれるみたいです。
就職エージェントneo
大手企業の取り扱いが目立つ就職エージェントneo。
東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、京都にオフィスがあるようなので、自分の住んでいるエリアに近いオフィスで面談が受けられるのが嬉しいですね。
地方学生にはおすすめの就活エージェント。
リクナビ就職エージェント
リクナビの派生サービスリクナビ就職エージェント。他の就活エージェントと何が違うのか調べてもわかりませんが、取り扱い企業は大手が多い印象。
大手企業へ行きたいが、一人では就活が不安という学生は相談してみるのもあり。
DODA新卒エージェント
年間契約社数が4000社以上のDODA新卒エージェント。
正直、リクナビ就職エージェント、マイナビ就活エージェント、DODA新卒エージェントは違いがわかりません。
カウンセリングを担当するキャリアアドバイザー次第かなと思うので、理想は3社登録して一番自分を面倒見てくれる企業を利用するのが良いでしょう。
得意な会社規模別就活エージェント
大手・外資企業が得意なツイング就活エージェント
大手企業、外資系企業が得意。
内定実績を見るとマッキンゼー、みずほ銀行、三井住友銀行、Google、Microsoft、三菱商事、KEYENCEなど名だたる大手企業への内定を出しているようです。
中小企業中心。優良企業と出会えるMeets Company
座談会形式の合同説明会で企業と接点を作れるMeetsCompany。
合同説明会当日に即日内定が出ることもある、ような記載がありますが、これは過度に期待しないほうがいいでしょう。
採用する側としては、合同説明当日に内定を出すなんてよほどお互い相性がよく、しかもその会社で働くことにコミットしてくれるような学生でないと即日内定は出しませんね。
あくまで、中小企業の合同説明会として企業情報を集める程度として考えるのが良いでしょう。
ベンチャー企業特化のGoodfindエージェント
ベンチャー企業に特化し、紹介する企業の数も大手エージェントの1%とかなり紹介企業を厳選しているエージェント。
内定実績はDeNA、freee、sansanなど今イケてるベンチャー企業を取り扱ってることがわかります。
ベンチャー志向用のサービス。
業界特化型のエージェント
エンジニアに特化したCareer Select(キャリアセレクト)
新卒エンジニアに特化したエージェント。
情報が少ないのですが、内定実績を見えると、楽天、coocpad、コロプラ、Akatsuki、mixiなどのITベンチャーのエンジニア職への内定があるようです。
ベンチャー企業は若手に裁量権がある自由な風土と若手の面倒を見る余裕がないので放任主義になってる、というコインの裏表のようなことがよくあります。
ベンチャー企業へ就職することを考えている人は、業界の知識に詳しい専門のキャリアアドバイザーに相談に乗ってもらうのもいいかもしれません。
学生属性に特化したエージェント
体育会系学生に特化した就活エージェント: アスプラ
体育会学生に特化したエージェントサービス。
SEIKO、KIRIN、日テレ、JTBなど一流大手企業へ内定を出しています。
逆求人・オファー型サービスまとめ
逆求人・オファー型サービスの最大手OfferBox
逆求人・オファー型の就活サービス最大手はOfferBoxじゃないでしょうか。
僕が働いている会社でも導入しているし、人材を積極採用したい企業ではオファー型のサービスを利用しているはずです。
逆求人・オファー型のサービスは自分が知らない会社からオファーが届きます。
就活軸・志望業界が未定の人はOfferBoxを利用していろんな会社の話を聞いてみるのが良いかもしれません。
個人的には合同セミナーなどより、逆求人サービスを使って1対1で企業と会ったほうが会社との適正を確認することができると思うのでオススメです
まとめ
今回は新卒の就活サイトについてまとめました。
たくさんあるサービスからどれを使うべきか?は正直一概に言えないのが本音です。
どのサービスも無料なので、一気にいくつも登録してみて、サービスを試しに使用して自分に合う就活サイトを使い続けるくらいの気持ちでいたほうがいいと個人的には思います。
この記事があなたの就活の助けになれば幸いです。