日本では普段現金主義。
だけど、今度海外旅行をするこになり、クレジットカードを用意した方がいいのか悩んでいる。
もしくは、選ぶにしてもどのクレジットカードがいいのかわからない。
この記事を読んでくれているあなたはきっとこんな状況ではないですか?
今回は、クレジットカードを持っていない海外旅行初心者の方向けにクレジットカード選びのポイントと海外旅行におすすめのクレジットカードをご紹介します。
もちろん、すでにクレジットカードを持っている人でも、旅をお得にする情報がありますので是非参考にしてください。
▽あなたの状況に合った箇所をお読みください。
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・クレジットカードが本当に必要なのか、持っていくメリットを知りたい
・海外旅行が少しでも得になるクレジットカードが知りたい
・旅行出発日まで時間がない。すぐにクレジットカードが必要
目次
クレジットカードがないと何が困るのか?
さて、ネットで調べるとたくさん情報が出ていますが、改めてなぜ海外旅行をする時にクレジットカードが必要なのか整理します。
クレジットカードカードが必要なのは大きく3つ理由があります。
- ホテルチェックイン時のデポジット、レンタカーにはクレジットカードが必要
- クレジットカードがないと現金が無くなってしまった場合どうすることもできない
- ネットでツアー、航空券、ホテルを予約する時にクレジットカードがないと予約ができない
ホテルチェックイン時のデポジット、レンタカーではクレジットカードが必要
日本でも一部のホテルで行われているようですが、海外のホテルではチェックイン時にデポジットを取られることがほとんどです。
ちなみにデポジットとはこのように解説されています。
「デポジット」とは、バウチャーに含まれていない食事代等の支払い保証のための「預かり金」のことです。通常はクレジットカードの提示を求められますが、クレジットカードを求めないところでも、一定金額を保証金としてフロントに預けるよう求められることがあります。
参照:ホテリスタ 悩ましき「デポジット」
クレジットカードを持たない場合、ホテルチェックイン時に現金でデポジットを預けることになります。
デポジットの金額は国とホテルによりけりですが、ある程度のホテルだとおおよそ1万円です。
仮に手持ちで10万円の現金を持っていってもそのうちの1万円を初日でホテルに預けることになり、現地で使える現金が減るのは辛いですよね。
同じように、レンタカーでも車に傷をついてしまった時の為にレンタカー会社が後から請求ができるようクレジットカードの提示を求められます。
たとえ買い物でクレジットカードを使わなくても、海外滞在中はクレジットカードがないとかなり不便になると言えるでしょう。
クレジットカードがないと現金が無くなってしまった場合どうすることもできない
海外滞在中現金だけで支払うことは全く悪いことだと思いません。
ただし、クレジットカードや国際キャッシュカードを持たない場合、万が一現金を使い果たした時や、現金をすられて手持ちのお金が無くなった場合にどうすることもできません。
日本で使っているキャッシュカードでは海外のATMでお金をおろすことはできません。
ATMからお金をおろす為には
- クレジットカードのキャッシング機能
- 国際キャッシュカード
のどちらかを持っていなければ不可能です。
ちなみに、僕が初めて海外旅行をした時はこのことを知らず日本のキャッシュカードでお金がおろせるものと思い、結局現金を下ろせず大変な思いをしました。汗
繰り返しになりますが、海外で現金をATMをおろすためには
- クレジットカードのキャッシング機能が使える
- 国際キャッシュカードを持っている
のいずれかでなければなりません。
ネットでツアー、航空券、ホテルを予約する時にクレジットカードがないと予約ができない
ツアーで海外旅行を申し込んでいる方はあまり関係しないかもしれませんが一応。
ネットで面白そうな現地ツアーを見つけた時や、航空券だけ買いホテルを途中で探す場合、現地で航空券を買う場合などはクレジットカードがないと決済ができません。
日本にいる時のように旅行代理店があり現金払いが必ずしもできるわけではありません。
フリープランの旅行を考えている人は特にクレジットカードの活用シーンが多くなるでしょう。
クレジットカードを持っていくメリットと選び方のポイント
ここまでクレジットカードに必要性について解説してきました。
今度はクレジットカードがあることでの+αのメリットについて見ていきましょう。
海外旅行保険がクレジットカードでカバーできる
クレジットカードを持つことの一番の特典は何と言っても海外旅行保険がクレジットカードについていることです。
私事ですが、今度インドネシアのバリ島に6日間滞在します。
もし、損保ジャパン日本興亜で6日間の海外旅行保険を申し込む場合約2000円ほどの保険料がかかります。
これを高いか安いかは個人の価値観によると思いますが、僕は海外旅行保険は申し込まず、何かあってもクレジットカードの保険で対応するつもりです。
損保ジャパン日本興亜 | エポスカード | 三井住友VISAカード クラシック | 楽天カード | |||
ご契約タイプ | PAタイプ (保険料を抑えたい方) | PBタイプ (保険料と補償の バランスをとりたい方) | PCタイプ (補償を充実させたい方) | |||
傷害死亡・ 後遺障害 | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | 最高500万円 | 最高2,000万円※ | 2,000万円 |
治療費用(1事故の限度額) | 1,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 200万円 | 50万円※ | 200万円 |
疾病死亡(1疾病の限度額) | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | 270万円 | 50万円※ | 200万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 2000万円 | 2,000万円※ | 2,000万円 |
携行品損害(1旅行・保険期間中の限度額 | 30万円 | 30万円 | 50万円 | 20万円 | 15万円※ | 20万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) | 1,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 100万円 | 100万円※ | 200万円 |
個人的に海外旅行保険で重要視するのが、「治療費用」と「携行品損害」だと考えているのですが、
携行品損害は大きな大差がありません。
治療費用は1000万円と200万円で大きく変わりますが、一回の治療で200万円を超える治療をすることがあるか?とあまりその可能性を信じていないので僕としてはクレジットカードの補償内容で十分だと思っています。
※あくまで私見ですので、ご判断はご自身で行ってください。
海外キャッシングは両替より手数料が安い
二つ目のメリットは海外キャッシングの方が手数料を抑えて現地通貨を手に入れられる場合があることです。
詳しくは「海外旅行の両替はどこでするのが一番お得になるのか徹底調査」
で解説していますが、クレジットカードのキャッシング機能で現地通貨を引き出すと、現金を両替するより手数料が安くなる場合があります。
以下三井住友VISAクラシックカードを例に考えてみます。
三井住友VISAカードの場合、金利は年間18%、また1万円以上のキャッシングで216円のATM手数料がかかかります。
ヨーロッパで1000ユーロ(1$=130円[2017/8/31])をキャッシングし、10日後帰国してお金を支払う場合の手数料は
(130000円×18%×10日÷365日)+216円=857円
になります。
三井住友銀行(1ユーロあたり1.6円の手数料)で日本円をユーロに両替した場合
1000×1.6円=1600円
の手数料がかかり、キャッシングしたときの約倍の手数料がかかります。
クレジットカードのキャッシングは現金を両替するよりお得になるんです。
ポイントがたまればホテル代をポイントで支払える
クレジットカードは使うとポイントがたまります。
ポイント還元率はカード会社によって変わりますが、例えば僕が使っている楽天カードは還元率1%(100円ごとに1円分のポイント)がつきます。
仮に航空券・ツアー代金、ホテル宿泊費、現地のレストラン代など合計10万円をクレジットカードで支払った場合1000円分のポイントがつきます。
このポイントが積み重なれば次回の海外旅行や国内旅行でのホテル代をポイントで支払うことができてしまいます。
楽天カードは他にもキャンペーンが多数あり、ポイント還元率10%の宿があったり、とにかくポイントがたまりやすいです。
クレジットカードを初めて用意される方には断然おすすめのクレジットカードです。
海外旅行に持っていきたいおすすめクレジットカード
さあいよいよ海外旅行におすすめのクレジットカードをご紹介します。
自分の経験と僕の周りの旅仲間の意見を参考にしていますのである程度参考になると思います。
おすすめNo1 楽天カード
年間費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
治療費用(1事故の限度額) | 200万円 |
疾病死亡(1疾病の限度額) | 200万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 2,000万円 |
携行品損害(1旅行・保険期間中の限度額 | 20万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) | 200万円 |
僕が一番おすすめするのは楽天カードです。
何と言ってもポイント還元率がいい。
そして、たまったポイントは楽天市場で使えるため、使えるシーンも多い。
圧倒的におすすめです。
年間費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
治療費用(1事故の限度額) | 200万円 |
疾病死亡(1疾病の限度額) | 270万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 2000万円 |
携行品損害(1旅行・保険期間中の限度額 | 20万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) | 100万円 |
特に自分の周りにOIOIがある人にはエポスカードはおすすめです。
首都圏であれば割とOIOIがある場所は多く存在するので、海外でキャッシングをした場合でも帰国後すぐに返済できるのがメリットです。専用ATMで振り込めば手数料がかからないのもありがたいです。
年間費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
治療費用(1事故の限度額) | 50万円 |
疾病死亡(1疾病の限度額) | 50万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 2,000万円 |
携行品損害(1旅行・保険期間中の限度額 | 15万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) | 100万円 |
こちらのカードは旅行者、バックパッカーの間ではかなり人気の高いクレジットカードです。
三井住友VISAカードの特徴は海外旅行保険の条件です。
詳しくは解説しませんが、三井住友VISAカードを持っていると最長6カ月をクレジットカードの海外旅行保険でカバーすることができます。
長期旅行者にとってはマストのクレジットカードです。
詳しく知りたい方は「世界一周中の海外保険はどうする? 保険料を最も安く済ます方法を調べてみた」をご確認ください。
出発間際の方は要確認!発行期間が短いクレジットカード
この記事を読んでいただいている方の中には、旅行出発日が来週に迫っているというような方もいらっしゃると思います。
普通クレジットカードの発行には審査結果が出てクレジットカードが自宅に送付されるまでに1週間強の期間が必要です。
しかし、出発日がすぐ来週でそんなに待てないという方はエポスカードの申し込みをおすすめします。
エポスカードであれば、ネットで申し込み審査が通れば店舗でその日のうちにクレジットカードを受け取ることが可能です。
まとめ
以上、海外旅行におすすめなクレジットカードを紹介しました。
世の中には何百種類ものクレジットカードが存在しますが、それをいちいち比較するのは個人的にナンセンスです。
今回は僕が見てきた中でこれはOKというものを絞って紹介しましたので、ある程度比較するクレジットカードを絞っていただけるのではないかと思います。
是非、海外旅行の準備を万端にして、楽しい海外滞在を過ごしてください。
それでは、良い旅を!